ワンコのお散歩で悩ましいのが、引っ張り癖です。小型犬であれば多少引っ張られても制御できるのですが、中型犬のコーギーや大型犬になってしまうと急な引っ張りに対処できないことがあります。リーダーウォークを覚えて楽しくお散歩をさせたいですよね。
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引っ張り癖のあるコーギーは多い
いろいろな犬種の中でも、比較的コーギーは引っ張り癖のある子が多いような印象です。好奇心旺盛で、走るのが大好きだからなのか、犬種としての本能かは定かではありませんが、引っ張り癖に悩みを持っている方は少なくありません。
むぎちゃんも小さい頃は引っ張り癖に悩まされていました。現在、むぎちゃんに対して飼い主が1人で散歩をしている時は、ほとんど引っ張らなくなっています。
しかし、家族で出かけた時など、人数が多くなると?引っ張り癖が出ることがあります。特にベビーカーに娘ちゃんを乗せている場合、娘ちゃんより後ろに行きたくないのか、ベビーカーが先導すると引っ張りやすいような気がします。
むぎちゃんの中で、娘ちゃんのヒエラルキーが低いのか、頻繁に娘ちゃんを気にするようなしぐさをしているので逆に守るために先導しているのかは定かではありませんが、3人プラスベビーカーの時は結構な頻度で引っ張ります。
だからといって、ベビーカーを後ろにしすぎると、むぎちゃんが止まって待ってしまうので、そのさじ加減が難しいです。
なので、これは引っ張り癖というよりも、ほかの要因で先に先に行こうとしている結果、引っ張っている状態になっているともいえます。
引っ張り癖のリスク
引っ張り癖がある場合、飼い主がしっかりと愛犬を制御できていない状態にあるため、次のようなリスクが生じます。
- 愛犬が急に飛び出して事故に遭う
- 歩いている人に飛びついてけがをさせる
- ほかの犬に飛びついてけがをさせる
- 飼い主が転倒させられる
実際に愛犬をコントロールできていないことによって、トラブルへと発展し、和解金や賠償金支払いになったケースもあります。
このようなリスクを回避するためにも、リーダーウォークは習得しておきたいしつけといえるでしょう。
まず室内で練習をする
愛犬の引っ張り癖を改善したい場合は、リーダーウォークを覚えるのが近道です。リーダーウォークとは、常に犬が飼い主に寄り添って歩き、引っ張ることなく歩いている状態のことを言います。
リーダーウォークが成立している間は、引っ張らないのでリードがぴんと引っ張られることもなく、だらんと垂れている状態となります。
リーダーウォークを覚えさせる場合は、まず室内で練習をするのがおすすめです。外で練習をしようとしても、外には様々なものがあるので、ワンコは集中して練習することができません。
自室内であれば、自分のテリトリーですし、静かな環境の中で練習できるので呑み込みも早くなるでしょう。
リーダーウォークの練習では、通常の散歩をする要領でリードを付けて室内を歩きます。愛犬が先導してリードを引っ張るような形になったら、次のような動作をして行動を引き留めましょう。
- リードを引っ張って止める
- 自分が立ち止まる
- 愛犬の行く方向と反対側に歩いていく
愛犬に散歩の主導権を渡さず、飼い主が握ることによって、徐々に愛犬が引っ張るのをやめて、飼い主が歩く方向やスピードを見ながら歩いてくれるようになります。
リードを引く際の注意点
リーダーウォークの対処法で、リードを引くという動作がありますが、むやみに引っ張るのはいけません。次のようなポイントに注意しておきましょう。
ピンと張った状態では意味がない
犬というのは、本能的に強く引っ張ると引っ張り返す傾向があります。すでに思いっきり引っ張られている状態で、引っ張っても愛犬も対抗して前へ行こうとするので意味がありません。
何となく歩きにくい、歩く際に注意をそらされるという状態になればいいので、思いっきり引っ張られた場合は、引っ張り返すのではなく思い切って立ち止まったほうが、効果的です。
引っ張りすぎると犬の健康上よくない
犬の体の構造上、首は非常に弱い部分となります。特に首輪の場合は、首一転に大きな負担を受けてしまうので、引っ張りすぎるのはお勧めできません。引っ張り癖を解消しても、愛犬の体調が崩れてしまっては意味がないので、引っ張りすぎないように注意しましょう。
不意を突くように軽く引く
うまくリードを引くポイントは、愛犬が先行し始めのリードが緩んでいる段階で、一瞬、素早くリードを引きます。引っ張ってしまうと、犬も対抗してしまうので、一瞬だけ引いて愛犬の注意を惹きましょう。そして、その場で立ち止まり、愛犬が前に引っ張らないのを確認してから、再度歩き始めます。
先に行こうとしている時に軽く引っ張って制止することを繰り返すことで、徐々に引っ張り癖が解消していくでしょう。
ハーネスのほうが引っ張り癖がおさまる?
引っ張り癖を強制する場合は、首輪よりもハーネスを進められることが多いです。首に負担がかからないので、安全にトレーニングができるということですが、それに加えて個人的な印象としては、ハーネスのほうが首輪の時よりも引っ張らない傾向がありました。
なので、一時期はむぎちゃんもハーネスを中心としてお散歩を続けていたのです。今はなかなか引っ張らなくなったので、気分に合わせて首輪とハーネスを使い分けていますが、家族で散歩するときはやっぱりハーネスを付けています。
家族散歩でも引っ張り癖をなくしたい
現状、むぎちゃんは家族でのお散歩でも引っ張らないように練習中です。なんとなく、娘ちゃんやベビーカーが関係しているようなので、そもそもの引っ張り癖とは違っており、現状まだ模索中です。
解消するまでに、娘ちゃんがベビーカーを卒業して、普通に歩くようになってしまいそうです。それはそれで解決になるのかな…。
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